研修案内

浜田医療センター

浜田医療センターは国立病院機構の一病院で,古くは1898年(明治31年)に浜田衛戍病院として創設され,以来125年の歴史がある病院です(衛戍 えいじゅ 陸軍の駐屯のこと).戦後は国立病院となり平成21年11月に現在のJR浜田駅隣に新築移転し,浜田駅と連絡通路で直結しており,雨に濡れずに院内に入ることができます.

当院は三次救急を担う救命センターを併設する島根県西部の急性期医療を担う中核病院で,救命センター,急性期病棟のほかに,地域包括ケア病棟,回復期リハビリテーション病棟,緩和ケア病棟があり,急性期からリハビリテーション,退院時支援まで一貫とした医療を提供しています.整形外科は専門医4名,後期研修医2名の計6名で診療を行っています.年間手術件数は約650件で,多くは骨折などの外傷で,高齢者の大腿骨近位部骨折は年間150件以上で,ほとんどの症例は受傷後48時間以内に手術を行っています.外傷は若手医師に担当してもらいます.初期研修医もγNailを入れます.脊椎,人工関節などの変性疾患の手術はそれぞれ約100件行っています.脊椎の経皮的椎弓根スクリューは若手医師でもできるようになります.人工関節手術はナビゲーション支援下で手術を行い,若い先生の執刀が増えています.そのほか,膝関節鏡手術や膝靭帯再建術も行っており,小児から超高齢者まで全世代における運動器の疾患に対して治療をしています.

この数年で医療情勢は大きく変化しており,浜田市の隣の江津市は整形外科手術ができる施設がなくなってしまいました.江津市の運動器疾患の患者さんは当科で治療している状況であり,島根県西部の運動器医療における当科の役割は益々大きなものになっています.毎日のように高齢者の外傷が運ばれてきており,将来の超高齢社会の日本の医療を我々はすでに体験していると言っても過言ではありません.当院は今後日本が直面するであろう超高齢社会の医療を学ぶことができる貴重な病院であると考えています.