研究紹介

再生医学

関節軟骨の再生

これまで治療が困難とされてきた広範囲な関節軟骨損傷に対し、越智光夫前教授(現広島大学学長)の考案されたアテロコラーゲンゲル包埋培養自家軟骨細胞移植を1996年から実施してきました。本治療法は2013年4月に日本発の再生医療で初めての保険適用となり、現在当院でも年間4-5例の手術を行っています。

上記の経験を活かし、現在では自家軟骨細胞の代用となる幹細胞を骨髄、滑膜に求め、将来的には、より広範囲におよぶ軟骨損傷や変形性膝関節症の治療にも適用できるように基礎研究を行っています。