研修案内

専攻医研修中女性医師の奮闘記

平成28年卒 猪木迫 彩香

私は、島根大学医学部を卒業後、浜田医療センターで初期研修、続いて整形外科専攻医として後期研修をスタートし、現在、島根大学にて研修を継続しています。

整形外科と言えば、男性の割合が多く、力のいる仕事のイメージもあって、女性には敬遠されがちな面もあることは否めません。しかし、女性でも働きやすい部分があることを是非知っていただけたらと思います。

確かに女性であることで、時にパワー不足を感じるものの、周りの先生のサポートもあって、力が足りないことでどうしようもなくなったという経験は、今のところありません。また、一つの手術時間が短いケースもあることは、負担が少なく女性でも手術をしていられる利点だと思います。

日常診療としては、「女の先生で良かったわ。」と言って患者さんが安心される姿をみて、こちらもほっとする場面にもたくさん出会います。さらに、メディカルスタッフは女性も多いため、子育てについての話をしたり、相談に乗ってもらうことも多々あります。

女性医師は、結婚や妊娠・出産といったライフイベントと自分のキャリア形成に関する悩みがつきまとうとよく言われます。確かに学生時代は、自分が仕事をしながら結婚、妊娠・出産する姿は想像がつかず、不安に思っていました。そんな私も今は、2人の子どもを育てる母親でもあります。妊娠中は放射線を浴びないようにと、できる手術や手技が限られてしまうことに最初は戸惑いました。また、一人目の子を出産した際には、ブランクができることを心配していました。しかし、職場の上司やメディカルスタッフの方々に支えてもらいながら産後も仕事を続けることができましたし、子どもも元気に育っています。

プライベートの時間を確保すべく時には効率よく働き、子どもと関わる時間をよりたくさん持てるよう心がけています。仕事の後も家では子育て、家事もしなければなりませんが、時にはちょっぴり手抜きもしつつ、自分自身の健康も損なわぬようにしています。仕事と子育てを両立するには、子どもの世話をしてくれる家族の協力が不可欠となるので、理解ある家族にはとても感謝しています。これからも家族との時間を大切にする中で、医師としての充実を図りたいと思います。自分が充実した日々を過ごすことが、楽しい育児にもつながっていると思います。

私は今、二人目の子を出産し育児休業をいただいています。ゆっくりと子どもと向き合う時間ができたことに感謝しつつ、今後は仕事復帰し、専門医取得を目指して日々精進して参ります。

同じように整形外科医を目指す女性医師が増えることを願いつつ、私自身もロールモデルの一人となれるように頑張りたいと思います。